平成11年、「三菱歴史探訪会」を始めた時のメッセージです。
「現在の三菱各社は、戦後、それぞれ別個の独立した企業として発足し(三菱財閥解体)、「所期奉公」/「処事光明」/「立業貿易」を全社共通の綱領(三菱の三綱領)として、我が国の社会・経済・文化の発展に貢献すべく事業を進めています。
ダイヤネットは、三菱関係ゆかりの場所を探訪し、またそこに収められた当時の資料に接し、往事に想いを馳せ、三菱の源流を辿ることを趣旨として「三菱歴史探訪会」を立ち上げました。
第一回は岩崎久弥氏茅町本邸(現:重要文化財・旧岩崎邸庭園/東京都管理)と三菱資料館を見学しました。
第一回 三菱歴史探訪会 参加者記念写真
係り員より仔細なご案内をいただき、参加者一同感慨にふけったものでした。非常に好評で、本企画は継続実施することを全員一致で決めたことを覚えています。平成11年8月から平成15年6月まで8回にわたり実施しました。訪問先は、熱海陽和洞、東洋文庫、静嘉堂文庫、開東閣、清澄庭園などで、全て三菱の創始者・後継者の活躍した時代を今に伝える貴重な施設です。時代を彷彿とさせる施設で、チョット大げさに言えば、”日本の近代国家の夜明け”に君臨した先輩達の足跡を目の当たりにして、当時に想いを馳せるとともに、奥深さに感銘を覚えました。
熱海陽和洞:写真左/本館南側、右/同北側・玄関口
(三菱第四代社長岩崎小彌太氏の別荘)
(岩崎家ゆかりの東洋文庫ミュージアム)
(三菱財閥創業家 岩崎家所有の別邸ですが、現在は、三菱グループの 迎賓館)
(岩崎彌太郎が、荒廃していたこの邸地を買い取り、社員の慰安や貴賓を招待する場所として庭園造成を計画、明治13年に「深川親睦園」として一応の竣工をみた。現在は三菱から東京都へ寄贈)
歴史秘話ヒストリア:見落としたテレビ
東京近郊の三菱縁の地をほゞ訪問しつくしたこともあり、当企画は、「三菱」に限定せず、広く首都圏をエリアとする歴史探訪に趣向を替えるとともに、名称も「歴史探訪会」と変更しました(平成16年6月)。
首都圏、特に東京の変貌は著しいものがあります。歴史的なスポットの探訪とともに、「今」を知りたいと思う気持ちも強まります。「温故知新」という言葉も思い出されますね。
平成28年10月からは、「歴史」に限定せず、過去は無論、現在にも視線を向けて見聞を広めようという趣旨で、名称も「ダイヤ探訪会」と改め、新しくスタートしました。
(第1回は、大宮盆栽村、漫画会館、氷川神社でした。)
社会とのつながりを持ち続け、新たな刺激を受け、現代の知識を得るには、探訪はまたとない機会です。大勢の仲間とご一緒することは、楽しさを倍加させるでしょう。皆様のご参加をお待ちしています。
ダイヤネット会員は、どなたでも参加自由です。勿論初めて参加される方は大歓迎です。
会員の紹介でご一緒される方も歓迎いたします。事前に申し込みを求められる探訪先もありますので、開催スケジュールをご覧になり、締め切り時期までに幹事(世話人)にご連絡ください。
不明な点などありましたら、幹事(世話人)までお問合せ下さい。